2005年06月02日

社会問題となっているシックスクール症候群

ワックスがけ以前から問題になっているシックハウス症候群が学校の校舎や幼稚園、保育園などの園舎でも建材から空気中に揮発してくる化学物質で子供達の身体に不調が起きている。これをシックスクール症候群と言われ、原因が同じで幾つかの症状があらわれる症候群は重大な意味をもっている。

公立学校の多くが改修・改築時期を迎え、被害も報告されているため、文部科学省は'02 2月から、その予防策を示して注意を呼びかけているので、親や教師も注意が必要。校舎や園舎の床材や壁紙のノリに含まれるホルムアルデヒドや塗料の溶剤に使われるトルエン、キシレンなどの化学物質の中には揮発して室内の空気を汚染するものがある。

最近は接着剤も改善されてきていますが、ごく微量でも体内に入り蓄積されると頭痛や喉の傷み、疲労感など様々な症状を引き起こす。改築・改修現場では、この問題に対する認識がまだ十分ではなく、子供サンの通う保育園の外壁工事の後に化学塗料が原因で気管支炎を起こした。また床の張替え直後に全身が腫れ上がった。他には、堰き込んでいる子や先生もいるという。これらは化学物質が原因と診断されている。

比較的通気の良い校舎でも、2001年末の実態調査結果で50校の281ヶ所を検査して12ヶ所が、ホルムアルデヒドの指針値は0.08ppmを越えていたと発表されている。

中には最高で指針値が5.5倍のホルムアルデヒド濃度で、約半数にあたる生徒が、気分が悪い、目がかすむなどと訴え、体調を崩した。等々被害の報告があり、2002年2月に文部省は塗料や接着ノリを使わない工法やVOCの出ない設計を呼びかけている。しかし、室内の汚染は建材だけからではなく、他製品からも放出されているので室内からは完全になくすることは不可能。

miturowax at 15:18コメント(0)トラックバック(1)シックハウス症候群  

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